【CoachingWorld】From the Toolbox Core Competency #3: 道具箱から コアコンピテンシー#3

コーチングワールド ICFでは年に4回、コーチングワールド(CW)という情報誌をオンラインとpdfで発行しています。オンライン版であれば、会員でなくとも、誰でも自由に閲覧することができます。

ICF日本支部では、翻訳ボランティア会員の協力を得て、このコーチングワールドの記事をピックアップして日本語に翻訳し、日本の皆様に世界のコーチング状況をお伝えして参ります。これは将来的には会員専用コンテンツになる予定です。こうした活動を御支援いただくために、是非、御入会を御検討ください

今回は、2014年5月号から、池田宗人氏に翻訳いただきました「From the Toolbox Core Competency #3: 道具箱から コアコンピテンシー#3」の記事を御紹介します。


CoachingWorld ISSUE10 February 2014
From the Toolbox Core Competency #3:
道具箱から コアコンピテンシー#3
Core Competency #3
クライアントと共に信頼と安心感を作り上げる
相互に尊敬と信頼が継続する、安全で支援的な環境を生み出す

ダヴィーダ・アンダー
ダヴィーダはJournalEngineTM Softwareの親会社であるFrame of Mind Coachingのコミュニケーション・コーディネーター。執筆した本は国内外で出版。「Peer Resources」、「International Coaching News」、「Worldwide Coaching Magazine」、「National Post」、「Ryerson Review of Journalism」、「Outdoor Fitness Magazine」等。コンタクト先はdavida@frameofmindcoaching.com

信頼と安心感を拡げる

何があなたをまったく見知らぬ人を信頼する気にさせるでしょうか?
相手が何と言えばあなたは安心し、最大の秘密を打ち明けるようになるでしょうか。
コーチとしてクライアントとの関係の根底を流れる信頼感を構築することにより、あなたがなり得るベストのコーチにあなたはなることができるでしょう。

親密なコーチとクライアントの関係は、オープンで率直なコミュニケーションと迅速で持続的なクライアントの成長の下地となります。

あなたが容易にクライアントと信頼構築するための4つの原則があります。

1. 過程の明確化

おそらくあなたは雇用者の期待を理解することなしに職に就くことはないでしょう。同様に、細部や希望する完成形を話し合うことなしに、塗装工を雇うこともありません。クライアントがあなたとのコーチングはどんなものかと熟考し始める段階において、あなたのコーチングの過程を明確にすることが大切です。あなたのコーチングセッションがどんなものであるか、あなたがクライアントに通常どの様な質問をするかを説明しましょう。あなたのアプローチ方法と、なぜそれが有効であるかを説明しましょう。あなたとのコーチングを通じてクライアントが達成した成果を話し、これからあなたのクライアントになろうとしている人に、あなたとの経験を共有してくれる既存のクライアントを紹介しましょう。うまく機能することが、すでに検証できているコーチングのプロセスにより裏付けられ、この人なら大丈夫とクライアントが確信するときに、信頼は自然と芽生えます。

考えてみましょう:
スタート時から終了時まで、クライエントにどってどの様な道のりでしたか?
あなたのクライアントはあなたと共にワークした結果、どんな成果を享受することができましたか?

2.誠実さの証明

信頼と安心感を構築するための次のステップは、あなた個人の誠実さとクライアントに対する尊重を示すことです。コーチングセッションの約束の時間を守る、判断することなく傾聴する、継続的な心からの支援とあなたがした約束の実行。これらはあなたがクライアントの成功に対して誠心誠意打ち込んでいることのクライアントへの証明となります。この点に関して大きな割合を占めているのは、あなたがした約束を守ることです。例えば、もしあなたがあなたの人的ネットワークの誰かをクライアントに紹介すると言ったならば、即座にそうすることです。コーチングにまつわるサービスをタイムリーに提供することは、あなたの誠実さを維持するのにとても重要です。この土台があればクライアントは、自身があなたにとって大切であり尊重されるものと映っていることを知り、自分を包み隠さずさらけ出すことを許すのです。

考えてみましょう:
あなたはクライエントに対して有言実行をどのようにして示していますか?
あなたはクライアントとの約束を実際にやり遂げていますか?

3. 高頻度の接触

クライアントと着実にコンタクトを維持することは、クライアントの前進を加速し、より早く信頼の土台を築きます。考えてもみてください。体を鍛えたいなら、週に2、3回運動する方が、週1回や2週間に1回の運動よりも、より効果的でしょう。同様に、コーチングセッションの合間にクライアントとコミュニケーションをとることによって、クライアントが脱線せず軌道に乗っていることを助け、より迅速な結果をもたらすことが出来ます。あなたは電子メールやその他の通信機能を使って、促したり質問を送ったりしてクライアントとの交流を保つことができます。セッションとセッションの間に意味のある会話を持つことによりあなたはクライアントの思考や信念に対するより深い洞察を得ることが出来、クライアントの勢いが失われることを確実に回避します。高頻度の接触は信頼関係への道を開きます。

考えてみましょう:
コーチングセッションとセッションの間に、あなたはクライアントとどの様につながっていますか?
クライアントが状態を崩した時、どのようにフォローしますか?

4. 会話の深さ

信頼に基づくコーチング関係の4番目の要素は綿密で親密かつ継続的な会話です。あなたがクライアントをよく知るまでは、あなたはクライアントを今までと違うところへ向かわせることはできません。善、悪、嫌悪を探求することは、クライアントの成功を邪魔する思考パターンや信念を見つけることを助けます。変革を起こすコーチングが真にできるのはこのタイミングです。あなたは、クライアントと共に深堀した際に、あなたの信頼性を証明することができるでしょう。クライエントの目標、後悔、苦悩そして過去の経験について尋ねましょう。そして、デリケートな情報を慎重に扱いましょう。クライアントが安心して無防備な状態に自身をさらすことができるならば、あなたのコーチングは最も影響力を及ぼすこととなるでしょう。

考えてみましょう:
あなたはクライアントの思考や信念に触れる手段を持っていますか?
クライアントの人生の本質に関わる細部をあなたと共有しても大丈夫だと感じるよう、どのようにクライアントを支援しますか?

あなたがコーチングビジネスにおいて信頼と安心感を構築する方法を検討することは、価値のあることです。あなたはこれらの原則が実効性のあるコーチングの前兆であることがわかるでしょう。

【翻訳 のびのびパワーコーチング 池田宗人 氏】
Originally written in English by Davida Ander
Coaching World, Issue 10, May 2014, pp.8-9
http://icfcoachingworld.com