【CoachingWorld】あなたのオンライン評価を管理するための6つの戦略

コーチングワールド ICFでは年に4回、コーチングワールド(CW)という情報誌をオンラインとpdfで発行しています。オンライン版であれば、会員でなくとも、誰でも自由に閲覧することができます。

ICF日本支部では、翻訳ボランティア会員の協力を得て、このコーチングワールドの記事をピックアップして日本語に翻訳し、日本の皆様に世界のコーチング状況をお伝えして参ります。これは将来的には会員専用コンテンツになる予定です。こうした活動を御支援いただくために、是非、御入会を御検討ください

今回は、2015年8月号から、牧野内正雪氏に翻訳いただきました『あなたのオンライン評価を管理するための6つの戦略』の記事を御紹介します。


あなたのオンライン評価を管理するための6つの戦略
あなたのオンライン評価を管理するための6つの戦略プロフェッショナルなコーチとして、きっとあなたはオンライン/オフラインに関わらず多くの時間、労力、そしてお金を投資してきたのではないでしょうか。しかし、それを後押ししてくれるプラスの評判がなければ、それは時に全くの無駄になってしまいます。

評価管理のエキスパートであるアンディー・ベアールとジュディー・ストラウス博士は、彼らの著書『Radically Transparent: Monitoring and Managing Reputations Online』(Wiley、2008年出版)の中で評価についてこう定義しています。“評価とは、企業や個人が自らについて考えるところではなく、他者がそれについてどう考えているかのことである。それは事実に則っている/いないに関わらず、純粋に「どう認識されているか」という部分のことである。それは、利害関係者の目に映ったその存在が集めた尊敬である。”プラスの評価はこの世で最も大きな資産でもありますが、ベアールとストラウスの定義は重要な真実も明らかにしています。評価は、あなたがコントロールすることが出来ないのです。

しかし、良いニュースもあります。コントロールは出来ませんが、管理することは可能です。ネットの外、オフラインの世界では、評価管理はいくつかの要素を必要とします。例えば仕事を確実に、誠実に行うこと。クライアントや同僚、家族や友人からあなたに対しての率直なフィードバックを求めること。あなたのクライアントがあなたを紹介したくてたまらなくなるような高い品質のコーチングサービスを提供すること、などです。

当然のことながら、オンラインでの評価管理(ORM=Online Reputation Management)はもっと複雑です。ORMサポートのニーズの高まりは、コンサルタント業や、ソフトウェアによるソリューションの提供者を生み出している程です。とはいえ、あなたはあなた自身のリソースを、ここに投資することを選択するべきでしょう。特に、あなたがより大きなコーチングビジネスを目指していたり、一度地に落ちた評価を立て直そうと思っているなら尚更です。オンラインの評価も、DIY的なアプローチにより管理することが出来ます。最終的には、ORMプランを全て計画し、実行することこそが、他の何よりも多くの利益をあなたにもたらすことでしょう(ページ下部の「ORM & SEO参考資料」に、そのプロセスを始めるために役立つ本やウェブサイトを載せています)。とはいえ、まずはいくつかのステップを、あなたが今日からオンライン評価管理をしていくために始められることとして挙げてみましょう。

1. ブログを始める
もしまだ始めていないのであれば、ブログの開設はあなたのオンライン評価を構築するための非常に大きな手段です。『HubSpot’s 2010 report, The Science of Blogging』によれば、46%の人が1日に1度はブログを読むと報告されています。ブログは誰にでも作成可能でありながら、自ら管理できる手段でもあり、あなた自身のブランドを築き、信頼を得たり、コメントによって利害関係者にアプローチすることも可能です。ブログはまた、あなたの評価、評判に傷がついた際にとても有効なツールとなり得ます。悪い噂や誤解にすぐに対応することができ、リアルタイムに質問やコメントに答えることが出来るのです。

2. ソーシャルメディアに有意義な形で関わる
他者との信頼と関係性の構築は、オンラインでプラスの評価を得るために最も重要となります。ソーシャルメディアを、そうした関係性を築くために、意義と価値のあるコンテンツを作ったりシェアしたりする形で活用しましょう。日に数分、ソーシャルメディアでポジティブで思いやりのある発信を行うことは、あなたを知ってもらったり、好きになってもらうことを助けてくれるはずです。

3. SEOにも気を配る
グローバルなマーケットリサーチファーム、Ipsosによる『Interconnected World: Shopping and Personal Finance』の2012年のレポートによると、61%の世界のインターネットユーザーは、商品をオンラインで検索するそうです。これはつまり、プラスの結果を得るために、あなたがあなた自身の名前や社名・団体名などをGoogleなどの検索エンジンで検索してみる必要があるということです。もしまだやってみたことがない方は試してみてください。あなたの名前で検索して最初のページに出た検索結果は、あなたのクライアントがよく目にしたり使っているページになるでしょう。この検索結果の1ページ目に、あなたの作ったページやあなたのコントロール下にあるウェブサイト(あなたのウェブサイト、ブログ、ソーシャルメディアのプロフィールページなど)が載っているのが理想です。もしそうでない場合-もしくはもっと決定的なことに、そこに表示されるページがあなたの評判を傷つけるものである場合-は、オンラインでのブランディングのための努力をSEO(検索結果の最適化)に振り向けるタイミングだと言えるでしょう。

4. 第三者のプラットフォームでレバレッジを効かせる
検索結果へ影響を与える他の手段として、他のインフルエンサーとの関係を利用し、あなたの個人ブランドへのリーチを増やす方法があります。ベアールとストラウスはそのために以下のようなものを推奨しています。

  • セミナーやカンファレンスでプレゼンをする(スピーカーの紹介文にあなたのビジネスの名前を掲載してもらうこと!)
  • 多くの人が見るブログ(ICFブログなど)にゲスト記事で参加する
  • 電子出版に繋がるような、インタビューの機会に備えること(無料で登録できるHAROなどに登録し、ジャーナリストがあなたの分野のエキスパートを探している際にメールでアラートを受け取れるようにすること、またあなた自身のブログやオンラインニュースルームへのリンクを忘れないこと)

5. 自分自身のオンライン評価をチェックし続けること
ブログ上でのあなたの名前やビジネス、ソーシャルメディアのチャンネルやビジネスレビュー関連のウェブサイトなどに注意を払うこと。この作業には、RSSリーダーやGoogleアラート、無料もしくは有料のソーシャルメディアのモニタリングサービスが使えます。あなたのブランドに関する言及を見つけたら、エクセルなどで、日付、ページのアドレス、それに対する感情(ポジティブ、ネガティブ、もしくはニュートラル)と、その他気になったことなどを記録していきましょう。そして、定期的にそれを見返して、トレンドや懸念、今後あなたの評価管理のための努力をどの方面に向けていくのかを判断する材料にしましょう。

6. 信頼に足る、透明性の高い存在になること
多くの人がオンラインでの評価を修正したり構築したりするために近道をしようとします(例えば、Facebookでのネガティブな投稿を消したり、やらせ投稿をしたり)が、これらの手法は逆に炎上の原因となる可能性があります。優れた評価を得るためには、オフラインでの会話や関係性を左右するオンラインでのやりとりにおいて、同じ誠実さ、信頼性、透明性を持って行動することが大切です。

ORM & SEO参考資料

Andy Beal(アンディー・ベアール) (ブログ)

“Attracting More of Your Clients Online,”(オンラインであなたのクライアントをもっと惹きつける) with Steve Mitten, MCC
(2014 ICF Business Development SeriesのArchived Virtual Educationより)*

The Beginner’s Guide to SEO,
SEOmoz, Inc.

Big Blue Robot
Radically Transparent: Monitoring and Managing Reputations Online, by Andy Beal and Dr. Judy Strauss (Wiley Publishing, 2008)
Repped: 30 Days to a Better Online Reputation, by Andy Beal (CreateSpace, 2014)
“Winning Web Copy”(勝てるウェブコピー)
(Coaching World, Issue 8: November 2013より)

Your Brand Voice

*Only available to ICF Global Members


著者情報
アビー・トリップ・ヘヴァーリン
ICFグローバルのコミュニケーション/アワード・マネージャーとして、アビーは個人や団体がそれぞれの成功体験を発信するのを、CW(コーチングワールド)、インターナショナル・プリズム・アワード・プログラム、ICFファウンデーションズ・ギフト・オブ・コーチング・アワード・プログラムなどを始めとしたプラットフォームを通じてサポートしている。2013年にICFグローバルのスタッフとして参加する前は、印刷業に携わっていた。

【翻訳 牧野内正雪】
Originally written in English by Abby Tripp Heverin.
Coaching World, Issue 15, August 2015, p8
http://icfcoachingworld.com